
TikTok販促基本のキ(3)
10代に人気のショート動画共有アプリ「TikTok」を使った販促方法は、実は高額な広告キャンペーンだけではない。今回は、通常のアカウントを使った販促法を中心に、実例とともに解説したい。
ビジュアル的な素材の活かし方がポイント
「日本伝統芸能とTikTokは相性が良い」と言ったら、皆さんは驚くだろうか。「あきた舞妓」(@akitamaiko)は、秋田川かわ反ばた芸妓連のあきた舞妓が運営するアカウント。フォロワーも7万3千人以上いる人気ぶりだ。舞妓さんたちが、秋田犬に触れ合ったり、なまはげオブジェや角館武家屋敷通りなどの観光地を紹介したりと、秋田の見どころを紹介してくれる動画が多数投稿されている。
カラフルな着物を着た美しい舞妓さんたちは、そもそもビジュアル的でユーザーの目を引く。美しい舞妓さんを見ているうちに、秋田県についての理解が深まり、興味関心も高まるようになっているというわけだ。
和菓子の作り方がわかるという人はあまり多くはないだろう。和菓子職人「wagashi_nobu」(@wagashi.kotoyo)さんは、短い動画で美しい和菓子の制作過程を早回しで見せている。そもそも和菓子は色とりどりで形もさまざまで美しいためユーザーの目を引きつける上、作り方は動きがあり興味深く見ることができる。このアカウントで和菓子自体に興味を持ったという人は少なくないようだ。
早回しにしたのは、TikTokでは短くてテンポが良い動画が好まれるためだ。詳しく説明したいところだが、TikTokに限っては動画内であまり長々しく説明はしない方が良さそうだ。
伝統芸能に限らず、TikTokで効果的なのは、上記のようにビジュアル的な素材をうまく活かした動画だ。舞妓さんたちのように元々ビジュアル的な人物やモノを活かしたり、和菓子のように美しいものができあがるまでを見せると、ユーザーに喜ばれる動画となるだろう。
制作過程や裏側を見せるのがコツ
<このエッセイは、会報「販売士」の連載企画「販促に使える!SNSビジネス活用講座」の21回目です。
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ITジャーナリスト
高橋暁子
書籍、雑誌、Webメディアなどの記事の執筆、監修、講演などを手がける。SNSや情報リテラシー教育に詳しい。
『ソーシャルメディア中毒』(幻冬舎)、『できるゼロからはじめるLINE超入門』(インプレス)他著作多数。
NHK『あさイチ』『クローズアップ現代+』などメディア出演多数。元小学校教員。
http://akiakatsuki.hatenablog.com/
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